住まい手が主役の家づくりを実践している京都の設計事務所です。

 

シングル女子たちの住まい/安全をどう確保するか?

  「安全」にもいろいろありますが、ここではいわゆる「犯罪」に対する安全について書きます。

女子が集まって住む場合、そうでない場合と違う配慮や心構えが必要になってきます。それらを少し整理してみましょう。

 

窃盗や強盗、性犯罪などから身を守る方法には、「物理的な方法」と「人的な方法」があります。

前者は、施錠やセキュリティシステムの利用など、後者はご近所付き合いなどの防犯コミュニティを整えておく、などです。

一般的に女性のひとり暮らしの場合の配慮事項は、いくらか周知されていますので、まずは

それをヒントに考えてみましょう

 

① 周辺環境では、通勤通学路に人目につかない場所や暗がりが無いところを選ぶ

② マンションでは1階を避けて2階以上を選ぶ。やむを得ず1階となる場合は周辺地面に防犯砂利を敷き、侵入者を容易に認識できるようにしておく。

③女性のひとり暮らしと悟られない配慮として、以下のようなこと

 ・洗濯物を外に干さない、干す場合は男性用のものも一緒に干しておく

 ・窓のカーテンは女性っぽい色柄を避ける

 ・玄関の靴脱ぎ場所に男性のビジネスシューズも置いておく

  .外出から帰宅時、玄関ドアを開けたら「ただいま~」と言って入る

④窓には補助錠を付けて外出時はしっかり戸締りをする(補助錠はホームセンターで数百円/個)

⑤窓に空き巣防止の防犯ブザー(振動やガラスを割られた際に鳴る。2~3000円/箇所)を付ける

⑥ホームセキュリティサービス会社のサービスを利用する

⑦日ごろから近隣との関係を大切にして、見慣れない人を見かけたら情報を伝え合ったり、何かあった

 時には協力しあえるような「防犯コミュニティ」を築いておく。

 、 などなど・・・です。

 

上記のことは、 今ここで考えている「集まって住む」場合にも有用でしょう。

・・・が、少し様子が違う部分もあります。

集まって住むことで、不安を減らすことができるとすれば、犯罪に巻き込まれる不安の

低減もその一つであるわけです。集まって住むメリットを生かす為に以下の配慮も有効です。

 ①計画段階での工夫

・パブリックスペース(LDKなど)を充実させることで、普段からコミュニケーションを取りやすく

 しておく。

・プライベートルームの出入口や、プライベートルームの外部に面した窓の位置を工夫し、住人相互や

 近隣からの目が届きやすいようにしておく。

 

②住まい方での工夫

・プライベートルームに在宅か不在か、お互いにわかるようにしておく。

・旅行や出張など、中長期で不在になる場合は、郵便物その他の監理を協力してできるようにしておく。

・パブリックスペースに友人など住人以外の人が訪問する場合は、住人相互で情報を共有しておく。

 

個人の自由な生活と、集団による安心感というメリットの両方を持ち合わせている「集まって住む生活」

ですが、それを最大限に生かすためには、それなりの工夫とコミュニケーションが欠かせませんね。